地方創生は死ぬほど大事
私は地方創生がしたい。
生まれたての子犬を愛でるような、それぐらい純真無垢の気持ちで。
そんな事考えるのは帰属意識が強いマジョリティの言葉だと思われがちである。
なぜかと問われれば
「地元が好きだからとか」
「少子高齢化で廃れていくのを見ていられないから」
「地域社会の経済に貢献したいから」
うーん、なんというか表面上の理由しか出てこなかった。
これはこれで素晴らしい理由であるが地元に住み着いてる土着の人間は都会から彗星のごとくやってきた前途有望で品行方正な若者に対し、吝かな態度をとってくるから困りものである。
人間の「老い」と「自己保存」は脅威としか良いようなが無い。
今後、
そういう了見の狭い、偏狭な人生の大先輩たちを説得し協力を仰がねばならぬ。
そういう事でより本質的な動機は何かと常々考えていたところ、一つ正解に近似する観念にたどり着いた。
それは
「先祖代々の土地を守り、繁栄させたい」
これに意義を唱える老輩はいない。
むしろ、吝かでは無さすぎて困るぐらいである。
先の抽象的な答えを捨象し具体的に表現する事に成功した。
この潜在意識を「愛国心」から紐解いて見る。
愛国心とは様々な切り口で説明ができるが、限定的に書かせて頂くと
なぜ国土を愛し、帰属意識を持つ事が大切なのかと言うと
先祖代々、その場所に棲みつき生活し、生殖し、繁栄し、死んで土に帰って行ったからである。
先祖が存在しなければ私たちは存在しない。
文明開化から高度経済成長を経てインターネットの黎明期からIT革命の恩恵を怒涛のごとく享受している現在の若者である私達。
色恋における情事すらLINEなるチャットアプリで行う時代である。
平安時代、愛を告白するのに和歌を詠みTwitterより少ない文字数制限「5,7,5,7,7」と戦い枕詞を鋭意検討し厳選に厳選を重ね、フィルタリングしスクリーングしリリックにしていた平安貴族から見れば十二単からユニクロのヒートテックへ置き換えられたぐらいの爆発的な進化である。
その上、LINEでの告白が女子にキモいと判断されればインターネットと言う情報の大海原で未来永劫かつ不特定多数の人に謁見されて清廉な男子の心はバーチャルの世界で地獄の業火で焼き続けらる事態に陥る。
また、
女子の「生理的に無理」は「キモい」と双璧をなす原子爆弾並みに威力を持つ言葉で
現代における「水戸黄門の紋所」並みに清廉潔白で貞操観念の塊である非モテ男子おいては脅威的な破壊力を持つ。
申し訳ない、話がそれた
要するにご先祖様がその時代、その時代の困難を耐え凌いで命をつないでくれたのだから先祖には感謝するのはもちろんの事、その人たちが大切にしてきた土地を私たちも大切にするのは当たり前の事である。
ご先祖の対し畏敬の念が人一倍強い私にとっては湧水ごとく自然に湧き上がる素直な気持ちである。
狩猟生活で公平な時代であった縄文時代が終わり
稲作が始まり優劣や貧富の差が自然発生する弥生時代
世は戦国、覇権を握るため戦に次ぐ戦があり
家康が天下統一し世は太平に
そして黒船来航から明治維新が始まり
太平洋戦争を経て今の表面上平和な日本に繋がるのである
この2000年程の年月においても、
飢餓、飢饉、疫病、地震、噴火、津波、戦争など数え切れない幾多の困難があった。
それを時代、時代の課題に向き合い生き抜いてきた先祖は逞しく畏敬の念しかない。
これらを乗越えてきた先祖から見れば食べ物には困らず、好きな仕事につけて、結婚相手を選べ、欲しいものがボタンひとつで手に入る時代なんて最高すぎるであろう。
不特定多数の先祖から見た時間軸で最高の時代に生を受けられた、その幸運を身にしみて逞しく自信を持って生きていこう。
そういう気持ち
だから、私は故郷を守り繁栄させたい。
本日は以上、