新しい武士道が必要
やーまんのバイブルは
「武士道」
著者は旧五千円札の肖像である新渡戸稲造が書いた本である。
海外に出てから肌身離さず持ち歩いている。
武士道とは一言で説明すると封建時代における身分高き者の心得である。
日本人が誰から教わることもなく道徳観念が強いのは間違いなく武士道精神のお陰であり忠義、勇気、慈悲、仁義、克己心など精神論はとても素晴らしい。
しかし、経済論が全くないのである。
金勘定や商いの事は身分の低い者のする事と位置づけられていた。
江戸時代の身分制度は
「士・農・工・商」
なぜこうしたかと言うと
権力、武力と富を分散させておかないと幕府の天下が危うくなる事が容易に考えられたからである。
現代は資本主義の成れの果てで兎にも角にも経済力がないといくら精神論をといても悲しく聞こえてしまうような世の中になってしまった。
武士道精神が日本人の強みであり、弱みになっている気がする。
現代においてユダヤ人や中国人に席巻されているのは経済論が強固で代々受け継がれているからに他ならない。
現代は精神論も経済論もどちらも手に入れなければならない。
武士道が時代遅れとかそういう意味ではなく少し古臭くなってしまった。
今の日本にはネオ武士道が必要である。
そして
新戸部稲造の事をとても尊敬している。
敬虔なクリスチャンでありながら神道がベースの武士道について、深い理解を示した上
世界に誇る名著を書き残してくれた人物である。
異教の事をここまで理解し世の中に知らしめる為に尽力した人は他にいないのでないかと思う。
帰国したら旧五千円札を探し出し、敬意を表し財布に忍ばせようと思う。
本日は以上、