本当の日本近代史 その二
そして絶好のチャンスが巡ってくる。
時は幕末
ペリー率いる黒船が浦賀に来航し西欧列強や開国の外圧が日に日にましていた。
一揆や打ち壊しも増え日本列島が混沌と混乱に包まれて行く中、徳川幕府ではこの激動に対応するのは難しいと考えるのが普通になりつつあった。
時代の大きな畝りの中で、尊王攘夷や倒幕派などの薩長を中心とする維新志士生み出し、彼らが大政奉還から王政復古をへて新政府の礎を築いて行くことになるのは教科書通りの答えだ。
歴史は常に勝者によって造られる。
命がけで日本の未来を切り開いた維新志士の活躍やストーリーは現代の人の心の中に眠る大和魂に響くだろう。
一方これらの歴史を紐解く中で「西郷隆盛」をはじめ「大久保利通」「木戸孝允」など維新志士を過度に英雄視することで多くの人から目を逸らさせたい事実があるのではと私は強く感じた。
無論彼らの活躍を背後から支援し糸を引いていたがの「ユダヤ人」であり「ロスチャイルド」である。
ユダヤ人の手法は敵対組織をどちらも支援し争いを巧みにコントロールする。
武器弾薬の供給、金貸しを行い富を総取りしていくのが常套手段だ、
ユダヤ式「漁夫の利」ともいう出来か、それはなんと実働的で狡猾なことか。
この時、幕府側には
フランスのロスチャイルド
イギリスのロスチャイルド
それぞれバックにつき新政府を傀儡にすべく動いていた。
シナリオはこうだ。
倒幕派に幕藩体制を解体させるのだが、その中で新政府の最高権力者になる人物を徹底的に支援し教育する。
実際に新政府が立ちがると莫大な支援受けた彼らは暗黙のうちにロスチャイルドからこのような圧力がかかるのは必死である。
「今の地位になれたのは誰のおかげか」
このような流れで被支援者がロスチャイルドに有利な政策しかとれなくなるのは自明である。
そのキーマンが「トーマス・グラバー」である。
ロスチャイルド系商社「マセソン商会」でアジア担当だったグラバーは倒幕派に大量の武器弾薬を売り資金提供も行い薩長を支援していた。
「マセソンボーイズ」なる五人組が誕生する。
長州五人組と言われイギリスへ留学し後の新政府の要職を務めることになるのだが、現在の価値で10億とも言われる莫大な留学費用の大部分を負担したのがグラバーの直属の上司であるマセソン商会社長の「ヒュー・マセソン」その人であった。
初代内閣総理大臣で内閣の父
「伊藤博文」
初代外務大臣で外交の父
「井上馨」
鉄道庁長官で鉄道の父
「井上勝」
造幣局局長で造幣の父
「遠藤謹助」
法務局局長で工学の父
「山尾庸三」
この五人でありロスチャイルドの息の掛かった人物によって明治の日本が作れた。
明治維新とは日本が主体的に時代を変えて行ったのではない。
鎖国主義の幕府では貿易が思うようにいかず都合が悪いユダヤ金融と幕府に不満を持つ地方の下級武士によるクーデターであった。
そして
イギリスの傀儡である明治政府をよしとしない旧幕府勢力との間でさらに日本人の血が流される運命にあった。
本日は以上
明日に続く、